愛の座敷牢

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CRYAMY、不時着の果てに

 

 結局歌メロなんですよ。

 

 コード進行もスケールもナントカ奏法もその他諸々の音楽的知識も何もかも有さない、リコーダーもろくに吹けなかったせいで義務教育での音楽の授業がただの苦行だった僕からすれば、エモーショナルなコード進行とか巧みなリズム隊とかカッチョイイギターとか各楽器のアンサンブルとかメンバーの容姿とかそういうのはぶっちゃけどうでもいいんですよ。いやどうでもはよくないけど、というかそれに惹かれて聴き始めたバンドもたくさんあるけど、それはあくまで副次的なものなんですよ。たとえバントという形態であれ、歌があるならその歌の部分が好みでないと、どうしてもリピートが出来ない。

 UNISON SQUARE GARDENSyrup16g、THE PINBALLS、GRAPEVINE、ナナヲアカリちゃん……はバンドじゃないにしても、今までこのブログで個別に紹介してきたバンドは演奏のカッコよさやボーカルの声の良さ、サウンドの心地よさなど、他のバンドにはない一筋縄ではいかない個性をそれぞれ有しながらも、「楽曲の歌メロが滅茶苦茶心地いい」ことだけは共通している。聴くだけで胸がグッとなって思わず口ずさんでしまう、すばらしき歌メロ。リスナーの心を鼓膜から手を伸ばして掴んで一生離さないかのような、呪いのような中毒性を秘めている。

「バンド」という概念そのものが好きとか、空気感が、焦燥感が、真空管の音が、歪んだギターの音が、などといろいろ理由を付けながらも、やっぱり音楽を「歌」として聴くとするならばどうしても歌メロを一番に重視してしまう。たとえバンドでは無かろうと、アニソンだろうがアイドルソングだろうが親世代の歌謡曲だろうが歌詞の意味の分からない洋楽だろうが、歌メロさえ気に入ってしまえばリピートしてしまう。僕が今おおよそバンドサウンドに的を絞って聴いている理由として、好みの歌メロを提供してくれる存在が「バンド」のくくりの中に沢山あることも間違いなく挙げられる。

 出す曲出す曲歌メロがドストライクのバンドと出会った時の感動は本当に何度味わってもなれない。脳髄から流れ出た電気が髪の毛の先端から足の指の爪までかたつむりのような速度でじわじわと這い巡るあの快楽。そしてそのバンドの知名度がまだまだ低かった時のあの「オイやったか!? これ」感。インディーズバンドを発掘するのが好きな自称音楽フリークはおそらくあの快感だけを求めて日夜YouTubeTwittersoundcloudをはしごしてる。「古参アピまだ間に合いますか?」を辞書登録してる。絶対そう。

 もう何年も前、新古関わらず邦楽ロックバンドのくくりに入るバンドをとにかく漁りに漁っていた時代と比べると、年々「この歌メロはやばい!」ってバンドを見つけるペースは減ってきた。その分既知である好みのバンドの新譜が出たら以前以上にわーわー騒いでいたりするのだが。聴きつくしたというよりは、好みの傾向が固まってきたと言った方がしっくりくる気はする。というか今好きなバンドでだいたい事足りてしまうんだな……欲求がな……それでも時折King Gnuみたいなバグが突然現れたりするから、新しいバンド漁るのもやめられない。音楽ってたのしい。

 

 とはいえ最近、「あ、これはやったわ。これはダメだ、これは聴かなきゃ俺の鼓膜の存在価値がいない。このバンドの歌メロのためだけの聴覚を準備しなければ」と思わせられたバンド、ここ2~3年でいくつあったかしら? とふと考えたのだが、いやいやこれでも邦楽ロックに関しては一通り通ってきた耳、この分野に関しては海原雄山もかくやと言わんばかりに肥えていますともとペンを片手に考えてみたら思った以上にゴロゴロ出てきて、邦楽ロック界隈の層の厚さと僕の耳の尻軽さを痛感した。良いバンドしかねえなこの国。

 今回はそんな名だたるバンドの中でも、特に歌メロがツボ過ぎて、音源を聴くたびに「人生……」と思わせられて即座にファンになってしまった物凄いバンドの話をしようと思う。タイトルで分かる通り今回はCRYAMYの記事である。もうみんな知ってると思うけどCRYAMYはマジでヤバイ。マジで、ヤバイ。この記事で言いたいことはこれだけ。はいもう終わり。こんな記事どうでもいいからさっさと閉じてCDをBASEで買ってくれ。

 だってさ、

 

 

 聴けばわかるじゃんもう。2秒でCD購入、コロナ明け後に全国ツアー参加、MCで号泣、Tシャツ購入、ライブ後最寄りの薬局で灰皿の代わりに缶チューハイも購入、となるに決まってる。音がデカくて声が良くて何より最高に歌メロが良いバンド、他に何が要りますか? 要らないんですよ。

 二年前にふとしたきっかけで名前を知って、YouTubeのリンクをクリックした瞬間全てが終わった気がする。今まで両手に抱えきれない数のカッコいいバンドとYouTube越しの初対面を済ませてきたが、こんなに「好き」の最大瞬間風速が強かったバンドはあまり記憶にない。文字通り一瞬で心を奪われた。その日はこのテリトリアルと普通を交互に聴くだけで一日が終わった気がする。テリトリアルももちろん好きだが、どちらかと言えば普通の方をヘビロテしていた。

 

 

 ぜんぜん普通じゃない。よすぎる。

 何がいいって全部いいけど特にサビの「ちょっとだけ腐っていった」の「ちょっ↑」で上がるところがもう最高に好き。聴くたびに背中に電気が走る。鳥肌が立ちすぎた腕で大根がおろせる。これはもう僕の拙すぎる知識の中では、理屈ではなく本能の部分でしか話が出来ない。あとこれは100万回言われてる部分だと思うんだけど「変わらずじまいはとうに通用せずに もう二度とは会えないね もう二度とは会えないんだね」の韻の踏み方とか。そんなんアリ!? と思ってしまうけど、問答無用のカッコよさと耳心地良さで黙らせられる。楽曲の、ひいては歌メロのパワーが半端じゃない。

 もちろんどこかグランジな雰囲気のバリバリに前に出てくるリードギターも魅力の一端を担っているとは思うし、実際僕は上2曲のほかにもディスタンスとか月面旅行とかのリフが心の底から好きなんだけど、それよりなにより歌メロが良すぎる。歌モノとしての完成度が高すぎる。聴いても口ずさんでも心地いい。コード進行の観点から話が出来ればもっと理論的な説明が出来たかもしれないんだけど、マジでなんも分からんから「なんかメッチャいい」で我慢してほしい。

 とにかく本当に力のある「サビです!」って感じの、威力のある歌メロをサビを持ってきてくれるバンドなので、これちょっと微妙だったなとか、難しいなあ分からないなあって曲がない。全部いいし全部心地いい。ここはこうあってほしい、というメロディラインを確実になぞってくれる安心感がある。そのうえで「あっこう思ってたけどそっちが良い!!」と期待の斜め上をいい意味で超えてくれるという信頼感にも溢れている。例を挙げるとするならsonic popのサビとか、正常位のラスサビとか。

 もうねえとにかく良いんですよ。なんかもう少ない語彙を駆使して匂わせる表現を多用してインテリぶっていい感じに紹介するのもめんどくさい。歌メロが、いい。僕が言いたいのは本当にそんだけ。それだけで聴く価値のあるバンドなんです。他にももっとたくさん魅力はあるんだろうけど、この1点が強すぎるのでもうそれだけでいい。YouTubeに上がってるMV全部見てくれ。soundcloudkawano no demo okibaに上げられてる弾き語りのデモ音源も全部聴いてくれ。大殺界EPマジでいいぞ。

 

 

 歌詞の話しなきゃダメか?

 

 歌メロが最高なのでもう歌詞の話なんてしなくていいかと思ったんだけど、せっかくここまで書いたのだから少しはしようと思う。今までこのブログではこのバンドの歌詞がスゴイ、あのバンドの歌詞がヤバいと、一つのバンドを語るたびに何かと歌詞の話ばかりしてきたが、今回も大体そんな感じである。例にも漏れず彼らもまた、一定層の魂を引き裂くようなフレーズを随所に持ってくるバンドである。

 

 

まだ外は冷えるから

見送りは必要もないだろう

薬局で買った缶チューハイを飲んだ

灰皿の代わりにしようぜ

 

CRYAMY――物臭

 

 よくファンの間で引き合いに出されるのをよく見るのがこの「物臭」のフレーズである。たった二行で何となく察せる生活感と頽廃の香り。この二行だけで歌詞の中で語られる「あなた」との関係性に強いリアリティを感じさせている。リアリティも何も実際に元となったエピソードが裏にある歌詞なのだから当然と言えば当然なのだが、そうだとしても語りすぎないように無駄なものを削ぎ落とし、リスナーに「匂わせる」センスがある。地に足のついた現実感が漂っているのにしっかりと詩的な歌詞。

 上で挙げたテリトリアルの様などこか抽象的な歌詞は珍しく、基本的にCRYAMYの、ひいてはソングライターであるカワノさんの書く歌詞は、目の前の現実をありのままに書いているように思える。彼のインスタにはぶっちゃけ読むのも面倒なくらいボリュームのある、野放図な生き方をしているとは思えないくらいに整った文章が不定期に投稿されているが、そこから垣間見える思想や価値観も歌詞に練り込まれているのだろう。僕より一個下とは思えないくらいに彼は自分の視点でものが見えている。で、いつも誰かと喧嘩している気がする。

 文章から何となく伺える、快不快の指針がはっきりとしていて、イラつくことに「イラつく」ときちんと言えるのであろう彼の価値観は、読んでて正直「合わないなあ」「生きづらそうだなあ」と思ってしまうことが結構ある。酒もタバコもパチンコもやらず音楽のことも感覚的にしか分からない僕と彼ではまあ、見えている世界のレイヤーは全く異なるのだろうし、曲作ってライブやってお酒飲んでとバンドマン相応に楽しそうではあるが、僕が言うのもなんだが不器用だなあと思う。

 CRYAMY結成の際も苦労なくメンバーが集まってハイ!祝・結成!! とはならなかったようだし、インタビューやライブのMCで断片的に知れる彼のこれまではかなり波乱万丈で、バンドがここまで認知されるようになった道筋はまだまだな知名度に反してあまりにも過酷に思える。彼の作る音楽はめちゃくちゃ好きだけど、彼と友達になれるかと言えば下手な部分で彼の逆鱗に触れてしまいそうな気がするので多分無理だ。きっと見透かされる。

 

 それでも、見えている・住んでいる世界が異なる僕でも、彼の歌詞はふとした瞬間に強烈に心の深いところに突き刺さる。痛みを伴っている。なんでだろうな、といろいろ考えてはみたけど、明確にこれだ、と納得する理由は見つからなかった。自分で勝手に決めた〆切が近いのでそれっぽいものをでっち上げるとするなら、書く歌詞が人称や主題をあまり語りすぎないがゆえに、歌詞を噛み砕いた際に詞に込められたのであろう痛みや虚しさといった負の感情が、自身の持つそれらの感情と化学反応を引き起こした結果、半ば強引に突き刺さるのかなあ、とか。

 

真夏に枯れた 臭い匂いのする紫色の花は

人と目が合わない私みたいだね、そうだね

凡人は永遠に誰も知らないうちに壊れていって

今日も特にやることないから近所のコンビニで死んだ

 

say good bye 眠れば起きない このまま落ちるとこまで行こうぜ

 精一杯生きた結果こんな仕打ちで笑っちまうよな

 

CRYAMY――雨

 

 曖昧な人称の使い方からぼんやりと垣間見えるそれぞれの歌詞の主軸たる人間関係とか、エッセンス程度の場景描写とかそういうものを抜きにした、単なる歌詞の纏う感情のカラーの齟齬が、書いた側と受け取る側であまり差が無いように感じる。他のソングライターと比較しても、現在の自身の置かれている状況や有している感覚から生み出された感情と結びつきやすい彼の詞は、不用意に炸裂しやすいのだと思う。刺さる、という言葉がとてもよく似合う。何を語り何を語らないかの引き算が巧みだとでも言っておこうか。

 音源では何と歌ってるかイマイチ分からない彼の歌の(ぶっちゃけこれは他のバンドでもよくある)歌詞を歌詞カードで読んで、文面でストレートに伝わる感情が自身の中の感情と結びついた時に、彼の詞は思い切り心に突き刺さる。共感のようで共感ではない不思議な感覚である。彼の歌詞に込めた感情が自身の感情と結びついて暴発するこれを、的確に言い表す言葉がどうしても見つからない。

 

 

ああ このままうまくいくもんと思っていた

ああ これから幸せになると思っていた

ああ このまま幸せになると思っていた

「愛されちゃいたい」と思っちゃって

馬鹿なくせに笑って息してたら良かったのに

 

CRYAMY――月面旅行

 

 しんどいなあ、と思う時に、そのしんどい感情から逃れるようにCRYAMYの曲を聴くと、言葉の鋭さでさらにしんどくなるけどなぜか救われた気にもなる。痛みの後に少しだけ視界が晴れる感覚が得られる。

 自身の感情や言葉を訥々と音楽に載せる彼は、別に僕を代弁してくれるわけでも、励ましてくれるわけでもない。けれど明確な痛みと共に、ストレートに感情をぶつける彼の言葉は、自分の中でも案外飲み込みやすいのだと思う。しんどいことから逃げることは出来ないとしても、味方はいる。そいつはスピーカーやイヤホンを通して語り掛けている。たとえ一時の気休めでもそう思えることが、彼の書く詞の魅力なのかな、と思う。

 

 

 不時着の果てに

 

 

生まれてきて良かったなんて

思ったことはないんじゃないかな

まぁついでに言えば生きてきて

良かったなんてこともないんじゃないかな

 

CRYAMY――ディスタンス

 

 以前からずっと思っているのだが、僕はSNSに自撮りをアップして悦に浸れる人間になりたかった。インスタグラムをコミュニケーションツールとして用いることの出来る人間になりたかった。今現在本や音楽に使うお金を全部ファッションや他人との交際に費やせる人間になりたかった。Twitterのbio欄に自分の出身校と現在の出身地を堂々と記して、旧友と飲んで「○○(高校の名前)△期生最高!!」の文章と一緒にその場の写真をネットに上げれる人間になりたかった。湘南乃風とかWANIMAとかを斜に構えずに聴ける人間になりたかった。早い話が今で言う「陽キャ」になりたかった。今でもなりたい。でも今の自分にとってもうそれは、例えるなら今から官僚になるくらい難しいことなのだと思う。自撮りとかインスタとかかつての旧友(だと思われる存在)との飲み会とか、そういうものに対してどうしても、憧れよりもおそれが勝る生き方をしてきてしまった。

 自意識過剰なのだと思う。神経質なのだと思う。他人の目を気にするあまり何者にもなれず、その上壮絶とは程遠い温室育ちでこれまで育ってきたものだから何かに絶望することも逸脱することも出来ず、25年の歳月をかけて極めて緩慢な速度にてゆっくりと頸動脈を真綿で絞めるような生活を続けてきた結果、今何もない、からっぽな人間として現代漂流にもみくちゃにされる毎日を送っている。憂鬱な月曜日を無限に重ねている。

 漠然と、何者かになれると思っていた。何者かになれると思っていたので、何者になる研鑽も忍耐もしてこなかったし、それをするための基礎となる人格も育ててこなかった。今天才と呼ばれている人たちが、生まれた時からその才を授かっているのだと決めつけ、嫉妬してきた。その天才たちがそう呼ばれる前に生み出したのであろう、おびただしい数の日の目を見ることがなかった作品から目をそらして。

 人生というものがコインの裏表のような、途方もない数の二者択一の分岐を繰り返して構築されていく樹形図のようなものだとしたら、現在の僕はその重要な分岐で誤った選択肢を選び続けた場所に立っているのだと思う。どこで間違えたのかなあ、なんてことを考えるたびに憂鬱になる。五体満足で母親の子宮から生まれたくせに、ちゃんと望まれて生まれたくせに、いざ一人で飛び立ったと思ったらどこにも目的地はなく、何でもない、何もない、だだっ広い荒野にて独り呼吸をしているような、あてもなくさまよっているような。そんな虚しい自分を何度も、何度も責めてきたし、恥じてきた。今でもそうだ。

 

 ただ僕はたまに、本当にたまにだけど、こういう生き方では無かったら出会えなかったものが、音楽にもその他の娯楽にもにも少なからずあるんだなあと思ってしまう。上を向いてひたすらに邁進し続けたものだけが見える絶景は一生観れずとも、その過程で得られるはずだった出会いや感動を捨てたとしても。うつむきがちに歩いてこなければ見つけられなかったものが、今の僕の周りにはたくさんあるのだと思う。いつもは意識していないだけで。

 CRYAMYというバンドはそういう、今の僕ではないと出会えなかった、知り得なかった存在なのだろう。幾度となく間違いを繰り返し、自分すら信じられなくなって、墜落だけは避けまいと決死の不時着をした先で巡り会えた、好きになれたバンドなのだと思う。だからこそ彼らの鳴らす音楽は今の僕に痛いほどに突き刺さる。

 

 

たった 100 円だすだけで買えるようなコーヒーや

何億円もするビルが何処にでもあるように

あなたもどうせ探せばいるようなどこにでもいるような人さ

それでも生きててほしいからあなたは生きていてね

 

CRYAMY――世界

 

 きっと、今の僕みたいな気持ちで世の中をほっつき歩いている人はいくらでもいるのだろう。何者かになれると思っていたのに何者にもなれず、雑踏に紛れて消えてしまう程度の存在感しか有さず、氷山の一角に上り詰めることを夢見るだけで大した足跡も残すことなく冷たい海中で死んでいくだけの、さして社会にて重大な役割を満たさない、死んでもいくらでも代わりの利く人は。いろんな期待を背負って空に飛び立ったのに、ふとした選択肢の間違いで望まぬ場所に不時着してしまった人は。

 僕にとってのCRYAMYのように、僕以外の間違いだらけのこれまでを歩んできた人それぞれにもそういう、悔恨ひしめく岐路の連続の中でのめぐりあわせの様な出会いがあるのだと思う。自分を構成する抜けだらけのパズルの1ピースを埋めてくれるような、爪を剥がしながら挑む断崖絶壁の中でふと見つけた小さなくぼみのような、そんな出会いが。それは決して煌びやかな運命などではなく、度重なる不時着の末の偶然であり、言ってしまえば間違いだらけの僕や僕と同じような人が、苦し紛れにつかんだ藁のようなものだ。

 でも、ずっと後で自身の生涯を振り返った際に、運命の出会いとか言う胡乱な言葉でさぞ大事そうに紹介するものとの邂逅なんてのは、きっとそんなもんなんだろうなって気もする。これから先僕はいくらでも失敗するのだろうが、こういう偶然にて出会えた大事なものをきちんと一個一個見逃さないように、忘れないように、拾い集めていけるように、目を凝らして生きていきたいなあ、なんて

 

 まあそんななんか長ったらしくセンチメンタルな自分語りをしたところでですね、結局CRYAMYの作る歌メロが最高だって話だけなんですよ。それだけ。ここまで書いてまだ聴いてないならさっさと聴け。こんな長い記事を真面目に読んでないで再生ボタンを押せ! どうせきっといつかはちゃんとした音源になって再リリースされるかサブスク解禁するんだからメルカリに転売されてる超高額の廃盤は買うなよ!! 以上!!